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2008.06.20

中国の大型国有企業、非共産党員のCEOも可能に

中国の国有企業、CEOに海外経験者採用(朝鮮日報)

中国政府は共産党員でなくても超大型国有企業のCEOになることができるように門戸を大幅に広げる。中国政府はこれまでにも共産党員以外の人材を閣僚などに登用したことがあるが、国有企業のCEOに非共産党員を迎えようとする試みは今回が初めてだ。現在大部分の国有企業CEOのポストは共産党員である次官級の人物で占められている。

知らなかった人ならば目を疑いたくなるような内容です。つまり、以前は共産党員でなければ大型の国有企業のCEOにはなれなかったわけです。

近年、中国は貧富の差が大きいとか、格差社会だとか言われるようになりました。ただそれをいうならば日本とかアメリカだってそうじゃないか?という見方も成立するので、中国の実情というのがあまり深刻に伝わってこなかったのだとおもいますが、中国の貧富の差とは、中国の「格差社会」なんたるかとは、こういうことをいうのです。こんなことがまかり通る世の中なので、不正もはびこれば、暴動も頻発する。当たり前の結果です。もし日本で「自民党員だけしか東証一部のCEOにはなれない」ということになれば、日本でも暴動の一つ二つは起るでしょう。こういうことがまかり通れば、社会の細部に至るまで、ひずみ、ゆがみ、腐ってしまいます。

上海市場の株価は今年の4月に3000ポイントを割り込んで以来、ゆり戻す事も無く今日現在で2748ポイント。過去最高値の半分以下になったままです。党員CEOはエマージングマーケット中国の成長の「果実」をもぎ取った後なのです。「祭り」が終わった後になって、非共産党員でもCEOはOKですよ・・・というニュースなのです。

2005年の反日暴動たけなわの頃、欧米の国籍を取得しようとする中国人が多くいました。私はその中の何人かと接触してみました。「中国はこれからどんどん発展するというのに・・・どうしてカナダやらニュージーランドの国籍が必要なんですか?」と聞いてみたところ、「いや・・・それは・・・」と言葉を濁す彼らは後で他の人に聞いて見ると共産党員であったり、その子弟でした。

その内の1人は私に正直に事情を話してくれました。「私の会社は他社との競争に勝って受注を取るためにはどうしてもワイロが必要だった。私は党員だから大企業や公共機関のトップに話をつけるのに便利だった(※:大体みんな党員ですから)。でもこんなことは競争相手からも、会社内部からも、いつ刺されるかわからない。もう充分に稼いだ事だし、私はもう中国にいる必要もないし、ここに居続けることは私にとって安全ではない。」

今回の非共産党員CEO可能というニュースを聞いて、一番最初に思い出したのはそれらのことでした。ことのレベルが違うものの、背景にあるものは一緒だと思います。

余談ですが、上記の後日私は反日青年と議論をすることがありました。・・・というより嫌々ながら仕掛けられたのですが。日本の戦争責任、南京大虐殺、従軍慰安婦・・・どうして日本は反省しないのか?どうして靖国神社にA級戦犯が祭られているのに日本の政治家は参拝を辞めないのか・・・そういって興奮が収まらない彼に、上記の話を打ち明けてみました。

「それがどうしたっていうんだ!そんなことで俺をごまかそうというのか?そんなこと中国では誰だって知っている!」という彼にこう告げました。

「まだわからないのか?君たちが反日で大騒ぎしている間に、笛を吹いて煽っている連中は何をしていたのか?奴らは何のために君たちを躍らせていたのか?」

しばらくの沈黙の間を置いて、彼は更に激昂して止まらなくなりました。そういえば前述のワイロ氏は宗美麗を尊敬しておりました。考えてみれば宗美麗の時代から、中国のこういう構造はあんまり変わっておりません。

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