2009.06.27
【中国広西省】父は日本兵、母は慰安婦、そしてアナウンサーは・・・
母はかつて慰安婦で、父は日本兵である・・・という人物とその母のドキュメンタリーです。
「こんなものは捏造に決まっている!」と頭ごなしに言う気は当方毛頭ありません。ただ「中国屋」の視点で幾つか気になるところを指摘しておきます。
(1)番組によるとこの女性は「慰安婦」とのことですが、女性の証言によればこの人は突然さらわれたそうです。だとすれば拉致・強姦されたわけでして、少し「慰安婦」という定義からはずれます。中国では慰安婦とは概ね拉致されて強制的にさせられる職業という認識があるようですが。
(2)女性の証言によれば「ある人には肩章があったけど、ある人には無かった」とあります。ある人は軍人だったのだけれど、軍人で無い人もいた・・・ということでしょうか。
(3)女性の証言では「連れて行かれて車を降りた。ある人は鼻の下に毛があり(ヒゲのことでしょうか)、ある人のここ(おでこ)には太陽があった」とあります。おでこの太陽とは軍帽の帽章でしょうか。細かい事を申し上げましてなんですが、日本軍の帽章は星。太陽の帽章は国民党軍です。
(4)よーく見ると、字幕の字体は簡体字ではありません。でも話している言葉は普通話(北京語)ですね。調べてみるとこの女性記者は陳暁楠という方で鳳凰電視台(香港のテレビ局)でお勤めなのだそうです。北京電視台国際部(1995)⇒中央電視台経済部(1998)⇒鳳凰電視台(2000)ということで、1996年(つまり香港返還の1年前)に香港の有名アナウンサーと一緒に仕事をしたこともあるそうで、うがった見方をすれば、この方は香港を「愛国化」するために用意周到に送り込まれた媒体工作員であると思われます。お兄さんも中央電視台のドキュメンタリー部門の方。親と兄と本人の党籍の有無はわかりません。
(5)ちょっと蛇足になりますが・・・冒頭の話によれば2007年に上海師範大学で開館した慰安婦資料館の開館式典でこの母子が呼ばれたそうですが、ここが不思議なのです。というのも江沢民政権下で日本軍の慰安婦研究が始められまして、最近になってその成果が現れてきているわけなのですが、その研究成果によりますと上海は世界で初めて慰安所が置かれた場所であり(第一次上海事変の直前)、上海には最大で10万人の慰安婦が居たとされるわけですが、こうやって証言者で呼ばれてくる人は広西省とか海南島の方ばっかりなんです。別に彼らが昔上海で慰安婦をしていて、戦後に広西省や海南島へ引越ししたわけではありません。なぜか上海で働いていたという慰安婦が出てこないのです。出来ましたら上海の元慰安婦の方に取材してみたいのですが・・・。
(6)もう一つ蛇足しますが、どうしてこの女性アナウンサーは、こういう重いニュースをさも楽しげに話すのでしょうね?日本のマスコミ報道の世界ではちょっと考えにくいです。羅善学氏は幼い頃から父が日本兵だという理由でいじめられたそうですが、「その日本父親 鬼子兵を探しに行くべきだ」という話をします。「鬼子兵」ってねぇ・・・そういう言葉はドラマの演出上の必要からというならばいざ知らず、報道番組で使う言葉なんでしょうか・・・。反日五毛の糞青はさておき、中国でもいっぱしの「上品」な方は党員含めてそんな粗野な言葉を使ったりしませんぜ。
情報戦「慰安婦・南京」の真実 完全保存版―仕掛けられた情報戦争に勝つ方法 (OAK MOOK 150 撃論ムック)
出版社:オークラ出版( 2007-06 )
定価:¥ 1,200
単行本 ( 207 ページ )













2009/7/22 日中戦争64年「傷跡」語る
WEBで記事が公開されていないため、2009年7月22日中日新聞夕刊から引用しました。
引用始め
日中戦争が終わって64年。中国大陸では今も戦争の傷跡を背負って生きている人々がいる。従…
Posted at 2009.07.22 19:47 by 東京・中日新聞の楽しみ方