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2009.06.28

【2008中国新疆】武装警察日本人記者暴行事件(中国におけるカメラの持ち歩き方)

中国では一般の旅行者でもカメラを持っているだけで記者と思われて、暴行を受けたり、尾行されたり、取材目的を質問されたり、拘束されたりすることがあります。武装警察にやられるのは珍しい事だと思いますが、一般の警察官、それと私服の捜査員などです。身分を明かさないままに、近づいてきて、親しげにあれこれ質問してくる人もいます。

中国の活動家の方にこの件について話を伺った事があるのですが、とにかく武警なり警察なり捜査員かそれらしき人が近づいてきた場合は、逃げない事が重要だと話しておりました。逃げるつもりがないにせよ、動かない事が重要であると。少しでも動くと、それを口実に「逃げた」として、暴行を加えたり、拘束されることがあるからだそうです。

中国国内には、あちこちに「秘密の場所」があります。それは何かの政府系施設だったり、要人の住居だったり、某宗教団体の信者が住んでいる場所で内定調査の対象になっている地域だったり、警察汚職の現場だったりします。それと、ちょっと例外ですがマフィアの関係者がいるとか、マフィアがそこで何かをしている・・・という場所です。

地元の人ならわかっているようなことでも、外国人や旅行者だと、そんなことは知りませんから、カメラを持ってぶらぶら歩いているうちに、いきなり拘束されたり、暴行を受けたりするわけです。当方でもなんどかこういう経験があります。

対応策としては、大きなカメラはなるべく持たないで、コンパクトカメラにすること。その上で外から見てわかるような持ち方はせずに、撮影の時以外はポケットの中やカバンの中などに入れておくことです。大きなカメラやビデオカメラを持ち歩く場合は、遠くから見ても分かりやすいように、レンズキャップをつけておくことです。レンズキャップの上には何か明るい色のシールを貼って、遠目に見てもレンズキャップをかぶせていることがわかるようにした方がより効果的です。

以前レストランで食事をしている際に、ビデオカメラをテーブルの上に置いていたことがあったのですが、その時にレンズキャップをしておりませんでした。そうすると、どうもそのレンズの方向にマフィアの重要人物がいたそうで、20分ほどしつこくテープを渡すように脅された事がありました。結局テープは渡しませんでしたが、数ヵ月後そのレストランで殺人事件が発生しました。殺されたのはマフィアの重要人物でしたが、私を脅したのと同一人物かどうかは定かでありません。

中国は日本の常識感覚が全く通用しない場所なのだ、ということをよく認識しておく事です。勝田記者の身の上に降りかかった災難は、普通の旅行者にも充分遭遇する可能性があることなのです。

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