中国語で歌う「星条旗」です。この動画で歌っている人はカナダ人らしいですが。

なぜこんなものを出してきたのかと申しますと、以前読んだ本の中に書いてあったのですが、上海で結成したばかりの中国共産党は、何かとパーティを開くことが多かったそうです。当時の中共というのは今からは考えられないほどの、洒落者の集まりでして、よくよく考えてみると、インテリの青年が上海に集まって、新思想を導入した政治結社を作るというのは、日本風にいえば「西洋カブレ」な人たちの集まりでありまして、そういう人たちが上海で活動をすると、どうしてもパーティが多くなってしまう・・・という話でした。

ところが、パーティを終わる時に、締めくくりで歌う歌が無い。国歌があればいいのですけど、まだ天下取りが出来ていない中国共産党には国歌がありませんし、中華民国の歌を歌うのは不適当な気がしますから、そこでみんなで歌ったのが「星条旗」であったそうです。当時の中国共産党員からしますと、アメリカというのは英国の植民地から独立して、人民が築き上げた「革命国家」という認識なのですね。

以前から私には「当時の中共党員は何語で歌ったのか?」というのが疑問でして、そこで調べって見ましたら、この中国語版がでてきたというわけです。ただ、実際に当時の中共党員がこの北京語バージョンを歌ったかどうかは定かでありません。

ただ、そういう状況を頭に入れて毛沢東の「革命不是请客吃饭」(革命とは客を招いて飯を食うことではない)という言葉を思い返すと、当時の毛沢東の心中を垣間見るような気がします。上海あたりで酒を飲んで飯を食って歌を歌って・・・それで革命が出来るというのだろうか?というような具合です。

星条旗(日本語訳)

おお、見ゆるや 夜明けの淡き光を受け
先の夕暮れ 陽が落ちる時 我等が歓呼しもの
其は太き縞と輝く星なり 危き戦の間
塁壁の上に見たり 勇壮に翻りし 彼の旗/
狼煙の赤き炎立ち 砲音宙に轟く中
耐え抜き 旗は猶其処に在り
おお、星散りばめたる旗は 今猶棚引くや
自由なる大地 勇者の故郷に

ところが「星条旗」の歌詞を読んでいると、ここに中国共産党の革命の原風景があるようにも思えます。この歌詞内容が、中国共産党のDNAにどれだけ刻み込まれているかは不明ではありますが・・・。

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