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2008.07.02

血色歴史叢書「1937:屠城-侵華日軍南京大屠殺」


【写真・上】表紙です。(クリックで拡大できます)


【写真・中】本書24-25頁。日本軍兵士が女性を強姦するイラスト。子供向けの書籍に掲載するようなイラストとは思えません。(クリックで拡大できます)


【写真・下】本書68-69頁。楽しそうに中国人の首を斬る日本軍兵士。子供の頃からこういうものを見せられて育つ若い中国人が極端な反日主義者になるのは必然といえるでしょう。(クリックで拡大できます)


■原題:血色歴史叢書「1937:屠城-侵華日軍南京大屠殺」
■主編:王維玲、陳新
■著者:徐志耕
■出版社:浙江少年児童出版社
■発行時期: 2005年7月
■頁数:147頁(80千字)
■サイズ:204×143×12(mm)
■色:白黒
■挿絵:6枚


<目次>
引子 大地在訴説
第一章 13――黒色的数字
第二章 安全区写真
第三章 血似江水水似血
第四章 街巷血泪
第五章 禁毀与洗劫
第六章 民夫們
第七章 傷痕不平恨不平
第八章 歴史的審判 
後記 

浙江少年児童出版社の「血色歴史叢書」の1冊である本書は子供たちに向けて「南京大虐殺」を題材に反日洗脳をするためのものである。と私は断言します。上記の挿絵なんかを見てもそれは歴然としているではないですか。これが「歴史を鑑とする」教育のなんたるかです。2005年の反日デモで見られたような異常なまでの反日感情の源泉はこういう教育の中にあるのです。

拙い訳で恐縮ではありますが、序文の一部を紹介してみようと思います。

「我々は日本人民と道を一つとし、歴史から共に血の教訓を学び取り、共に日本当局の某政客と右翼勢力に反対してきた。彼らは頻繁に鬼を拝み、魂を呼び戻そうとした。彼らは歴史を歪曲し、侵略の教科書を美化し、彼らは台湾の独立を支持し、中国の領土主権と統一大業に危害を加える・・・つまり、彼らは日本帝国主義の死灰から夢を再び燃えさからせ、再び中国人民とアジア人民に災難を与えんと妄図している。これに対し、我々は防がざるを得ない。必ずや厳しく防ぐべきである。遅れをとってはいけない、必ず早いうちに防がなければならない。小さく防ぐのではいけない、必ずや大きく防がなければならないのだ。」(序文「勿忘国恥、興我中華」より)

「頻繁に鬼を拝み、魂を呼び戻そうとした」というのは、彼らから靖国神社参拝を見ればこういう風に見えるのです。「孫子」の計篇の中に「廟算」という言葉があります。戦争をする前に祖先の廟に参って、祖霊を呼び戻す儀式なのですが、中国人の視点からは靖国参拝がそんな風に見えます。もしくはそういう風に見せようとしている、というところでしょうか。ただこれらは彼らの文化であって、日本神道の鎮魂の発想ではないのです。それと我々からすれば突然「台湾独立」が出てくるようで、不思議な感じがするわけですが、中国ではいつも「日本軍国主義者」と「台湾独立」はワンセットです。そして最後には論理が飛躍し「防がざるを得ない、必ず防ぐべきだ、早いうちに、大きく防ぐべきだ!」となります。近年中国で青少年に会えば気が狂ったかのような対応を受けることがありますが、こういう洗脳が根源にあるからです。早いうちに大きく防がなければいけないと思って、手当たり次第に身近な日本人(単なる旅行者だったりするわけですが)に怒鳴り散らしたり暴行を加えるのです。序文の数行を引用してみてもこの具合ですから、読み進めるのは大いに疲れさせられます。

中国政府は「愛国主義教育は反日教育ではない」と言いますが、こういう内容の児童向け書籍が存在することそのものが、反日教育云々以前に何かが大きく歪んでいるのではないか?と思わされます。「反日」の裏側にあるのは「愛国」ではありません。このようなテキストによって子供の頃から植えつけられた醜い偏見と凶暴な憎しみこそがその正体です。そして我々はこのような「原典」を手にする事で、その本質を直視することができるのです。

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