検閲されるのはネットへのアクセスだけではない
ローカルでのテキスト入力も全て検閲されてしまう

このところ中国のPC検閲ソフト搭載義務付けが話題となっておりましたが、結局7月1日から予定されていた義務付けは延期されてしまったようです。

ところでこの「グリーン・ダム」プロジェクト。果たしてどんな検閲ソフトなのでしょうか?その実態に迫る動画を見つけましたので、紹介させていただこうと思います。

最初はインストール作業から始まります。義務付けが始まれば、購入した時から既にこの検閲ソフトが入っていることになっているので、基本的には無関係のことです。わざわざ自分でダウンロードしてこのソフトをインストールする人も少ないでしょう。その内、このソフトがインストールされていないPCは違法として処分される?ことになればまた別ではありましょうが・・・。

1分3秒目以後から、このソフトがどのような働きをするものなのか、その実演が始まります。

まずは「TUBE8」・・・アダルトサイトですね。途中でブロックされてしまいます。

「XVIDEOS」・・・これもアダルトサイト。アクセスそのものが出来ないようです。

「NBA.COM」・・・これはあのバスケのNBAなんですけど・・・これもブロック対象?

「UWANTS」・・・これは香港の掲示板サイト。こちらもアウト。

「DISCUSSS」・・・これも香港の掲示板サイト。無論こちらもアウト。

香港は言論の自由がありますから、掲示板ではさまざまな情報が出てきます。広東語といえども大体慣れれば大陸の人だって問題なく読めますので、香港の掲示板というのはどうしてもブロックせねばならないわけです。

「六四」・・・天安門事件に関するサイトを幾つか開きますが、もちろん全部アウトです。

「法輪功」・・・まぁ、見られるわけがありませんな。

そしてこの後の2分19秒からの映像が最も衝撃的な部分だと思います。

「メモパッド」を開いて、「六四鎮圧」と打つとブロックされてしまうのです。今回のこの検閲ソフトというのは、ネットへのアクセスだけを監視しているのではなくて、ローカルで入力するテキストもその対象となっているのです。たぶんローカルで閲覧する文書もその対象になっているのではないでしょうか・・・その上にもしこのソフトに公安当局への通報機能がついていたら・・・考えるだけでも恐ろしいですね。

そういえば「金盾」はどうなったんでしょうね?あちらはあちらでちゃんと完成したのでしょうか?でも、巨大なコンピューターネットワークを作って一元的に検閲するよりも、こうやって各自のPCに検閲機能を入れてしまった方が、中国政府にとっては安上がりですよね。本当に、心底中国が嫌になってくる話でした。

中国の嘘―恐るべきメディア・コントロールの実態

著者/訳者:何 清漣

出版社:扶桑社( 2005-02 )

定価:¥ 2,100

単行本 ( 486 ページ )


なぜ中国は平気で嘘をつくのか

著者/訳者:杉山 徹宗

出版社:光人社( 2006-09 )

定価:¥ 1,680

Amazon価格:¥ 1,680

単行本 ( 221 ページ )


中国人の正体―彼等は何故、その場限りの嘘をつくのか (学研新書)

著者/訳者:金谷 俊秀 池田 智子 よしの あこ

出版社:学習研究社( 2008-07 )

定価:¥ 756

新書 ( 216 ページ )