戦時プロパガンダを「史料」として収集する人たち
■日本軍の侵略史を克明に記す「支那事変画報」―河北省(レコードチャイナ)
2008年9月16日、河北省在住の骨董収集家が、18年の歳月をかけて収集した戦前の雑誌「支那事変画報」全巻が公開された。チャイナフォトプレスの報道。(以下略)
レコチャイの記事を見ますと、9枚の写真がありまして、この収集家氏が集めた「支那事変画報」をたくさん見られるのですが、記事を更に読み進めると「日本軍が中国を侵略した歴史が克明に記録されており、貴重な史料となっている」・・・とのことです。
でもまぁ、そんなこと言われても、戦時中のプロパガンダ雑誌なので、それをもって「史料」にしちゃうのはなぁ・・・と思います。写真を加工して戦車や飛行機を実際よりも増やしたりとか、行われていたそうですからね・・・。中国だって「農業は大寨に学べ」とか言って実った麦の上に子供が乗ってる写真とか今更引っ張り出して「史実」にされても困るだろう、って思うんですけど、そういうプロパガンダがあったっていう「史料」にはなりますね。
収集した雑誌の中で掲載されている写真が、よく調べてみると自国内で流通している反日メディアの中にも転載されていたり、反日記念館にも使われていたりで、どうも比べてみるとキャプションが違う・・・撮影地や撮影時期も食い違う・・・「南京大虐殺」は12月なのにどうして日本兵は冬服じゃないのか?そういえば影の向きがおかしいなぁ・・・と東中野先生的な「気付き」につながったりはしないんでしょうね・・・。
実のところ、中国には旧日本軍アイテムの「収集家」がけっこういらっしゃいまして、あちらではけっこうメジャーな趣味だったりするのです。実は日本まで買い付け旅行に来られたりします。日本国内に「買い付けプロ」の方もいらっしゃいます。これについては後日詳しく書こうと思います。
著者/訳者:川上 和久
出版社:講談社( 1994-05-17 )
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