【懐疑中国】「日本に行ったことがない中国人が語る日本」の不思議
サーチナというウェブサイトの提供するコンテンツの中に、中国人がブログで日本のことをどのように書いているか?という定番ネタがあるのをご存知でしょうか?
毎回このコンテンツを楽しみにしてみているのですが、時折「?」なものがあります。今まではその「?」にあまりこだわらず、「一見不思議な気もするが、世の中にはそういうこともあるのだろう」という程度で流していたのですけど、今回はこちらでもその「不思議」について紹介してみようと思います。
http://tinyurl.com/yk77w23
▲こちらがサーチナの記事の魚拓です。「【中国ブログ】日本に行ったことがない中国人が語る日本」というタイトルで、日本に行った事が無いのだけれど、映画やテレビドラマや本などで得た日本への好印象を綴ってみた・・・という内容なのですが、この原文はどのようになっているのでしょうか?
http://tinyurl.com/ykcwkpq
▲原文の魚拓。一見するところ何のおかしいところもありません。サーチナの訳の通りの内容になっています。でもやっぱり何かおかしい気がする・・・何がおかしいと思いますか?
http://tinyurl.com/yguul9t
▲こちらはこの方のブログの全投稿の一覧。全てで53の記事が投稿されています。
http://tinyurl.com/yfj5ggw
▲一覧は長いので2分割されています。こちらにあるのは先に投稿された記事一覧で、一番最初の投稿は7月10日です。
なんだか変だと思いませんか?よーく見て下さいね。一番古い記事を見てください。「谺「迎謔ィ在新浪博客安家」というのがありますね。これはブログを開設した時についてくる「ようこそ!新浪ブログへ!」みたいなものでブログ主さんが投稿したものではありません。つまりこの投稿のタイムスタンプ(2009-07-10 14:44:12))はこのブログの開設時のものだということです。
でもその次の投稿は・・・
把握扈ュ志特点 做好“扈ァ承”和“蛻寳V”荳、篇文章(二)(2009-07-10 14:57:29)
把握扈ュ志特点 做好“扈ァ承”和“蛻寳V”荳、篇文章(一)(2009-07-10 14:46:23)
ほほお・・・ブログを開設していきなり、2分後には第一の投稿。その次は9分後の投稿となっているわけです。書くのがものすごく早い人?いえいえ予め書き溜めているものをアップしているのでしょう。
http://tinyurl.com/yguul9t
▲もう一度こちらの一覧に戻ってみましょう。では他の記事のタイムスタンプはどうなっていますか?・・・ほとんどの記事が間をあまり置かず連続投稿されているようです。この人は予め自分が書き溜めたものを、まとめて投稿する人なんですね。そういう人っていますよね。だから不思議はない?そうですか?よーく見てくださいね。
タイムスタンプから判断して、この53篇の中の22本は普通なら勤務時間と思われる時間帯に投稿されたものです。53本中の22本といえば半分弱ですね。もし土曜日も出社しているのならばほとんどが勤務時間の投稿になります。何の仕事をしている人なんでしょうか?
http://tinyurl.com/yzuu26h
▲こちらの右側にプロフィールがかかれてあります。
生于昆山,求学南蟶・C工作蜷エ江;先学校,后机蜈ウ;先档案,后方志;先大荳刀C后函授本科,再在閨血、究生。
2004年7月,半路豸苑ォ地方志工作,邇ー任蜷エ江市档案局地方志郛鮪[科科髟ソ,主要雍溯エ」地方志郛鮪[的荳壼苅指蟇シ工作。中学一郤ァ教蟶・A档案鬥・遭、高郤ァ注册策蛻貞ク・B
歴史が専門の方ですね。南京師範大学で学ばれた方で、現在は呉江市档案局地方志編纂科科長。地方志編纂業務の指導を主に担当されているようです。公務員ですね。歴史専門で公務員で档案局の科長?プロフィールの後ろの方を見ると
工作15年髣エ,先后闔キ松陵髟・シ・G教育工作者3次,蜷エ江市人事局年度嘉螂髦5次,闍緒B市档案系扈汾M息工作先霑尨「人1次,闍緒B市地方志系扈汾跖ソ寫H作者 1次,江闍緒ネ地方志系扈汾跖ソ尨「人1次。所在部髣ィ2008年被表彰荳コ闍緒B市地方志系扈汾跖ソ寶W体,所在科室2009年被表彰荳コ蜷エ江市地方志系扈汾跖ソ寶W体。
勤務15年間で個人として11回、勤務している職場として2回表彰を受けているのです。優秀な方ですね。
http://www.wujiangda.gov.cn/
▲【参考リンク】呉江市档案局ウェブサイト
ただ、ここまで出揃ってくるとこの人が共産党員でないという可能性はほとんどないように思います。おそらく党員なのではないでしょうか。ブログの中を見ても党籍の有無については書いてませんが、そんな気がします。中国のお役所では党員でないと出世が見込めないのです。がんばって役所に入っても、入党審査で落とされたら、役所を辞める人だっているくらいです。党員になれないんだったら、民間企業でがんばった方が実力で出世できるという考えからそういうことになるのです。
南京で歴史を学んだ、党員ではないかと思われる歴史編纂が専門の超優秀な市档案局科長さんが、ある日突然ブログを始めることを思いつき、勤務時間中に新浪でブログを開設してから今まで書き溜めていた文章を立て続けにアップし始めて、7月10日から29日の19日間、実際に投稿したのは8日間で53の投稿をした。そのほとんどは自分の専門である呉江市などの歴史に関するものなのだけれど、その中に突然日本賛美の文章が含まれている・・・。
私は重箱の隅をつっつきまわす、本当に嫌な奴だと心底思います。タイムスタンプまで全部調べて、細かい事をねちねちとあげつらう、しつこい野郞だと我ながら思っています。でも、なんだか気になりませんか?個人的にも仕事としても長年中国人と付き合ってきて、いろんな経験をしてきましたが、その経験からわかったのは、中国で面倒なことに巻き込まれたくなかったら、刑事コロンボになったつもりで、細かいところをよく見ておこう・・・ということでした。中国人を悪者と決め付けて何でもかんでも疑えというのではないのです。つまらないことでやみくもに疑心暗鬼になるよりも、ディティールにおいてきちんと観察しておけば、納得安心してお付き合いができるということです。
もう一度よく見ておきましょう。
http://tinyurl.com/yzuu26h
▲各記事の下の部分に「閲覧」とあり、その横の()内にある数字は閲覧回数を意味します。注意してみるとサーチナで紹介された記事はサーチナ側にリンクがあるせいもあってか、この時点で既に81アクセスを突破していますが(私が最初見たときは78だった)、他の記事の閲覧記事はどうでしょうか?
http://tinyurl.com/yk3wcem
▲7月10日~11日の投稿ではどうでしょうか?けっこう少ないですね。大体が一桁台。(1)なんてのも珍しくないわけで・・・
ということはあれですか、サーチナの方は7月10日に設立されたばかりで、ほとんど見る人がないような地味な歴史ブログの中から偶然に日本賛美の投稿を発見したということですか?原文の投稿は29日22時24分、サーチナの紹介は8月1日19時50分・・・。
サーチナさん、やりますね。いい仕事してるじゃないですか。
呉江といえば私も少し足を伸ばせばいけないわけでもない場所なので、一度この科長さんとお会いしてメシでも誘ってみましょうか。「日本人を身をもって感じてみたいと思っている」と書かれていることだし、たぶん歓迎していただけるのではないでしょうか。
【追記1】
実はこの呉江市档案局の科長さんのブログは、他にも一つ重要なものを掲載してくれています。それは偶然にも私が以前から情報収集しているのと同じ分野のものでした。この人物、非常に興味深いです。その件についてはまた後日こちらにて掲載しようと思います。
⇒ようやく書き上げました。下記の記事をご覧下さい。
【懐疑中国】「日本に行ったことがない中国人」朱建明氏と呉江市地方志工作の研究
【追記2】
蛇足ではありますがあと一つ。この科長さんは南京師範大学で学ばれたそうです。「日本人とは一度も接触したことが無い」と書いていますが、「勤務15年」からさかのぼってみれば大体1994年頃に卒業されたのではないかと思われます。その頃の南京には既に日本人留学生はおりましたし、2007年の情報で見ても南京師範大学には23人の日本人留学生がおります。
http://liuxue998.com/11602%20nankin%20shihan%20.html
それと勤務地である呉江市というのは蘇州の近くです。
http://www.wjinvest-jp.com/japan_office/
呉江市政府は日本に事務所を開いています。
http://www.wjinvest-jp.com/nikkei/
呉江市には有名な日本企業が数多く進出しているのです。
「没有接触霑㊧齪「日本人」(日本人とは一度も接触したことが無い)
たぶん彼は档案局の歴史編纂業務だから直接日本人との接触の機会はないのでしょうか・・・。



サーチナがコンピュータによりブログを巡回し、例えば「日本」を含む投稿を検出しているのだとすれば、短時間でこのような記事を見つけることは不可能とは言えないと思います。
こちらも似たような作業をやっていますから、わかるのですが非常に効率が悪いのです。自動巡回や検索エンジンを駆使しても、無数にあるブログの記事からこのような珍しい内容のものを探し出してくるのは最後は一つ一つ人間が内容確認するしかありません。あのブログは設立から一ヶ月もたっておらず、閲覧者数も少ないため、検索エンジンで上位にかかるとは思えません。
それと、運良く記事投稿直後に見つけたとしても、それを翻訳して日本語で紹介を書きあげる時間と、これをサーチナ社内で公開OKを出すプロセス(ヤフーなどにこの記事を提供しているわけですからノーチェックとはいかないでしょう)の時間を考えると、どうも対応が早すぎるような気がするのです。
サーチナへの疑いというのは結局状況証拠だけの話になるので、サーチナ社内からの証言がなければ証明するのは難しいでしょう。いくらでも水掛け論の余地がある、ということです。
ところが朱建明氏について、非常に興味深い情報を既に入手しております。そちらを準備しておりますので今しばらくお待ちください。
ところで、折角御指摘いただけるのならば、ハンドルネームくらいは名乗られた方がよいと思いますがいかがでしょうか?
自動巡回なども考慮した上でのご発言とのこと、了解致しました。
「匿名」がハンドルネームとお考え下さい(笑)。
大変詳しくご回答頂き、有り難うございました。
サーチナについては、以前から2chでも捏造疑惑が出ていますね。
2chのニュー速+板と東亜板+では、毎日、レコチャイ(レコードチャイナ)やサーチナを元にしたスレッドが、同じハンドルネームによって立てられています。
この2つの板では、レコチャイ、サーチナが中共の対日情報工作用として設けられたメディアであることは有名です。このことだけでも不審や反発に繋がるのですが、スレ立ての元が「中継記事(伝言記事)」や「ブログ」であることも多く、情報源としての価値が低い、板にふさわしくないといった理由で、「糞スレを立てるな」「いい加減にしろ」といった非難の書き込みもよく見られます。
※中継記事(伝言記事)の例
イギリスのA社が報道→中国のB社が「イギリスのA社によると~」と報道→サーチナが「中国のB社が、イギリスのA社の報道を紹介した。それによると~」。
この過程で、A社の報道内容の意図、ニュアンス等が変質しているケースが、何度も確認されている。
また、特にブログについては、捏造疑惑がもたれています。ブログ主さんも文中で書いていますが、内容を読み妙な違和感から「?」と思うことが多い。
以下に、2つほど具体例をあげます。
どちらも2chでスレが立ち、2chネラーによって、おかしな点が指摘されました。
サーチナの捏造疑惑例
【韓国ブログ】七夕に見る、日韓の恋愛感の違い
2009/07/07(火) 12:00
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0707&f=national_0707_020.shtml
この記事の中に、日本に滞在する韓国人ブロガーのTowithyuの文が紹介されています。
>「日本の七夕はおみこしをだすお祭りとは違い、笹飾りなどを前日までに設置すれば商店街周辺の交通規制もなく、集客性が高い上に街並みとも溶け合う素敵なイベントだ」
一方、wiki日本語版の七夕のページには、こういう記述があります。
>七夕祭りは、神輿や山車などを繰り出す祭りと異なり、前日までに飾り付けを終えれば当日は人的な駆り出しも少なく、また商店前の通行規制も少ないため、商店街の機能を低下させることなく買物客を集められるという点で、商店街との親和性が高い。
この相似性について、スレ内で、しばし意見が交わされました。
【中国ブログ】中国の芸能人と日本(2)ジャッキー・チェン
2009/04/20(月) 15:12
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0420&f=national_0420_024.shtml
「中国の芸能人が日本をどう考えているのか」というブログがあるそうです。
それによると、ジャッキーが韓国で記者会見をした時に
>「私はハリウッドで成功したからといって、誰かさんのように米国籍に鞍替えするようなことはしない。どこかの国とは違い、ハリウッドで成功していても国内のファンたちのために国内の作品に出演するのは我々中国人の品徳といえるだろう」と日本人俳優と日本を諷刺した
>これを聞いた日本人記者は顔を赤らめ、言葉を失くした
しかし、日本の俳優で、ハリウッドで成功した後に国籍をアメリカに変えた人とは、一体誰なのか?
スレ住人の多くが疑問に思いました。
ハリウッドで成功した日本人俳優なんて、ごく少数ですし、成功後に国籍を変えたという話は聞いたことがない。
一体誰だ?しばし情報交換しましたが、該当者はゼロ。
ジャッキーの勘違いなのか?日本人記者は、ジャッキーの発言を不思議だと思わずに顔を赤らめた?
そもそも、日本人記者が、この記者会見に出席して映画の質問をする状況が変じゃないか?
このブログ主は、どんな立場にいる人なんだ?
とまぁ、スレの住人は、なんだかんだ言って、ネタにして楽しんじゃってるんですけどね。
以前中国人記者と話している時に日本の新華社の記者がスパイ活動をしているという話題が出まして、私がそれを批判するような話をしますと「あなたは国営通信社を何だと思ってるんですか?(笑)」と嘲笑されてしまいました。
「国家にとって重要な情報があれば取材して報告するのがあたりまえではないですか」・・・まぁ、そうですよね。
http://info.searchina.ne.jp/topic.cgi?topic=q002
サーチナはこのように意見を表明しています。あくまでも建前?かも知れませんが、私としましては「当社の中国に対する立場は、日本政府の立場と同一のものを堅持いたします。日本政府の中国及び中国を巡る諸問題(チベット問題、台湾問題など含めて)に対する見解を踏まえた上で、事業を展開してまいります。 」というところに注目します。サーチナは親中であるか、中国の手先であるかというよりも、今の日本政府そのものがそういう姿勢をとっているのだということですね。親中で捏造といえばNHK。それすら野放しになっているのですから、NHKに比べればサーチナのやっていることはまだかわいいものです。今回の朱建明氏の件はどこまでサーチナが関与しているか、本当に捏造なのかどうか知りませんが、朱建明氏そのものにちょっと怪しいところがあり、だからちょっといつもより多めに粘着してみようと思っています。第二弾只今執筆中。今しばらくお待ち下さい。
以前に日本で販売する華僑新聞の会社でバイトした事があります。社長はもちろん中国人。その記事の中に毎回反日記事が掲載してありました。社長は特別に反日人間ではなかった(むしろ日本で成功していた)ので、誰が毎回その様な記事を書いてるのか尋ねると、「領事館」から定期的に配布されてくるそうです。帰国後の処遇を考えていたのでしょう。サーチナも、もしかしたら同様かもしれません。
ありとあらゆる中国に関係する人や会社や組織は、
何かとあれこれ注文をつけられて、
従わざるを得ないようになるのだと思います。
当方の場合は、別にビジネスでやっているわけではないので、
彼らが揺さぶりをかける隙がないわけですから、
そこでいきなりハッキング&殺害の呼びかけであるとか、
になってしまうのでしょう。
ビジネスがらみで脅されたり、家族を人質にとられたりしたら、
当方も変心して、和諧されたサイトになっていたのかも知れません(笑)。
黒色中国さんの和諧(友愛?)されたサイトも以外とおもろいかも、また遊びに来ますね~