【中英交渉】サッチャーは鄧小平との会談を終えて人民大会堂を出る時、足元がふらつい
マーガレット・サッチャーと鄧小平による香港返還に関する交渉の記録映像です。
中国の指導者が演説でもなく雑談でもなく、このように誰かと交渉している際の肉声が聞けるのはめずらしいと思います。
再生は以下から。
この独特の四川訛りが頭の奥にズンズンと響いてきます。鄧小平といえば、小さなおじいちゃんの印象が強いのですが、やっぱり中国の指導者になる人だけあって、声の力強さというのは独特のものがあります。そんなの当たり前かも知れませんが・・・でも毛沢東の変に高い声よりもずっと指導者らしいと思いませんか?
今までこちらで紹介してきた毛沢東よりも宋慶齡よりもずっと聞き取りやすいのですが、やはり発音はちょっと違います。「中国」をzhongguoではなくてzhongguiと発音するのはすごい(1分17秒目)。いちいち語尾に「的」をつけて語気を強くするのもすごい。なんだか一国の指導者というよりも田舎のおっちゃんっぽい。それを「ダ」と読むのではなくて「デ」とか「ディ」と読むあたりがまたさらにしびれます。四川での読みは本当にこうなのでしょうか?アクセントの付け方も普通話とはかなり違います。それと、大きく抑揚を付けながら、スピードを変えつつ、自信満々に押し倒すような話し方がすごい。私は四川の人と話すのが苦手で嫌なのです。こんな感じで、変なアクセントに振り回されながら、押しが強くグイグイと要求をぶつけてきますから。
■香港の歴史(ウィキペディア)
マーガレット・サッチャー首相はイギリスが引き続き香港を管理できるよう求めていたが、中華人民共和国は「港人治港」を要求してこれに応じず、鄧小平はサッチャー首相にイギリスがどうしても応じない場合は、武力行使や水の供給の停止などの実力行使もありうることを示唆した。サッチャーは鄧小平との会談を終えて人民大会堂を出る時、足元がふらついたという。
あの大きな声で、あの発音とアクセントで、グイグイ押されたら、私だって必ず足元がふらついたはずです(笑)。別にマーガレット・サッチャーは四川訛りを真面目に聞き取ろうとしていたわけではないでしょうけれど。
これは私の経験上での話しなのですが、何故か中国の大企業に行って、何かのプレゼンテーションを受けたり、交渉をする時に、出て来る人が四川人であることが多い(笑)。すみません、発音聞き取りにくいから人を変えてもらえませんか?といいたくなるのですがそういうわけにもいかず、そういうので毎回四川訛りに頭をクラクラさせられて、あんまり充分な発言ができなかった・・・ということが何回かありました。
香港の友人にそのことを告げると「それってわざとやられてんじゃないの?」と言われましたが、実は社長さんや広報部張が四川人の時もありますから、別にわざと四川人を選んで出してきているというわけでもないはずです。もしかしたら四川人は社長や広報に向いているのかも知れません。
文革終結から、20世紀の終わりまでの間に、中国が鄧小平のような指導者を持てた事は、そういう面でもメリットがあったのかな?とこの映像を見て思いました。
【追記】
元々は鄧小平のフランス語、江沢民・周恩来の日本語が聞きたくて色々探していたのですが、どうもそういう動画はない・・・少なくともYOUTUBEの上にはない・・・みたいです。それと毛沢東の英語というのもあるらしいです。もし見つけた方がいらっしゃいましたら、お手数をお掛けいたしますが、当方までご一報下さい。
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