2009.09.09
【誘拐中国】映画「盲山」(BLIND MOUNTAIN)の予告編映像
2007年の作品ですが、たまたま予告編映像を見つけましたので紹介いたします。
中国の人身売買の実態を描いた映画「盲山」(BLIND MOUNTAIN)です。
再生は以下から。
■人身売買の実態を訴える李楊監督に聞く (MSN産経)
「中国では女性が無差別に誘拐され、農村に嫁として売られる。売られたあとは、繰り返しレイプ、暴力を受け、逃げる気力も奪われる。近所の人も地 元警察も、みんなその事実を知っているのに彼女らを助けようとせず、実の親ですらレイプを受けた娘の帰郷をメンツを気にして喜ばない。中国人はなぜ、こん なに人の心、善良さを失ってしまったのか…」
李監督は前作の「盲井」が当局の怒りに触れ、3年間にわたり国内の上映・制作禁止処分を受け ていた。映画を撮れないその時間に、誘拐され農村の嫁として売られ、その後救出された女性約30人以上のケースを徹底的に取材。制作解禁となった06年、 これら女性の実話をもとに台本を書き上げ、自らかき集めた480万元(約7200万円)というローコスト、2カ月という短時間で映画を完成させた。
■中国の女性人身売買(北京・平河趣聞博客)
▲福島香織さんのブログにも監督インタビューがありまして、こちらが非常に読み応えありです。
以前満州の山奥の村を旅したことがあるのですが、ある村(かなり奥地)に行く際に、同行していた中国の友人とケンカになりまして、「あんなところにどうして行くんだ!行きたきゃ勝手に一人で行け!」と言われまして、そういわれると行ってしまうのが当方でありますから(笑)、一人で行って来ました。
でも、友人宅から出かけてから数時間経った頃、そろそろ村に着くか・・・という時になって、ケータイが鳴りだしました。取ってみると友人の母親からでした。
「その村には行ってはいけない。すぐに立ち去りなさい!」と怒鳴られまして、お母さんは普段もの静かな人でしたから、一体何事かと思って、おとなしく従って村から離れることにしました。
怒鳴られた際に、よくよくお母さんの言葉を繰り返し思い出してみると(当時聞き取り能力はあまり高くなかったので・・・今も似たようなもんですが)、繰り返し何度か「ヘイ・・・」と言っていたようでした。あとで聞きなおしてみると「ヘイハイヅ」と言っていたのでした。
「ヘイハイヅ」とは漢字で書くと「黑孩子」。日本語に直訳すると「黒い子供」という意味で、戸籍を持たない子供のことです。中国では一人っ子政策の影響で、二人目以後の子供は役所に届けないでこっそり隠れて育てる人がいるらしく、どうしてそんな必要があるのかというと、農家では人手が足りないと作業が出来ないので、労働力としての子供が必要で、こっそりと生んで学校にも行かせず(というより行けず)隠して育てるのだとか。でも牛馬のように大人しく農作業ばっかりやっているわけがありませんから、こういう人たちが街に出かけていって、まぁ後はご想像の通りの結果となるわけですが、とにかくあの村には黑孩子がいたらしいです。
当方は別にかわいい女子大生でもないので、人身売買ということはないと思うのですが、それでもやっぱり危なっかしいことには変わりないようです。あの村のことを思い出しながら、この映画の予告編を見ていると、確かにそういうこともあるんだろうな・・・と思います。
中国を理解する上で、上海・北京のような大都市を見ることは重要だとは思いますが、それと同時に、どうしようもないような田舎にもちょっとは行っている方が、いいように思います。色んな意味でいい勉強になります。以前から周囲にもそのように勧めていたのですけれど、この映画の予告編を見ると、そううっかりと足を踏み入れるのもどうだかな・・・と思わざるを得ません。ぜひ日本でも公開して欲しいものですが・・・岩波ホールとか現代中国映画上映会でやってたりしないものでしょうか。
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