2009.09.12
【中国新疆ウルムチ針刺し事件】ウイグル人被告3名に禁固刑最高15年
針刺し事件裁判のニュース映像をゲットしました。
再生は以下から。
「黒色中国」では、7月に起きたウルムチでの事件を重点的に取り上げてきましたが、この「針刺し事件」についてはあまり取り上げておりません。今回を含めて2回目です。
何故なのかというと、最初から何やら変な感じの話で、今ひとつ実態がわからないからです。以下箇条書きにて列挙致しますと、
(1)針刺し事件は8月以後から始まったというけれど、ニュースなどで報じられ出したのは9月に入ってから。どうしてもっと早くニュースにならなかったのか?中国の他の地域でもたまにAIDSウィルスが入っているだのと言って注射器をみせつけて脅す強盗事件はありますけれど、1件起っただけでもそれらはもちゃんと報道になっております。
(2)9月2日に新疆ウイグル自治区人民政府新聞弁公室が記者会見を開き、3日に大規模デモ。5日に中国共産党の新疆ウイグル自治区委員会がウルムチ市のトップ栗智党委書記らを解任。
(3)今回判決が下った3名の内の1名は8月28日に逮捕、2名は29日に逮捕。逮捕後2週間内に起訴され判決も出てしまったというこの素晴らしいスピードは一体何なのでしょう?
(4)ところで、7月5日の「暴動」で逮捕された容疑者約200名の裁判が8月最終週から始まる(と報道されたけどすぐに打ち消した)と言っていたのは結局どうなったんでしょうか?
■今週の裁判開始を当局が否定/ウルムチの監獄で200人近くが拷問死?
当方が続報を見落としているだけのことなんでしょうかね?だったらちょっと恥ずかしいですけど(笑)。
(5)それと8月半ばあたりからYOUTUBEで、いかにもこれは中国の工作か?みたいな映像のアップがずっと続いております。「ウイグル族が全て悪い」みたいな印象操作を強力に感じるのですが・・・。
なんともこの針刺し事件は釈然としないのです。だから、少し間を置けば何か他の材料が出てくるかな?と思って待っていたら、次々にデモ・鎮圧・容疑者逮捕・トップ解任・起訴と続いて、今日は判決まで出てしまいました。
それと、BBC中文版によれば「針刺し事件」はウルムチの他にホータン(和田)・アルタイ(阿勒泰)・カシュガル(喀什)でも「蔓延」しており、9名が容疑者として逮捕されてい伝えており、ウルムチの針刺し事件被害者531名の内171名には明らかにその傷跡が確認できる・・・とのことです。でもそれって残りの360名は傷跡が確認できなくて被害は「自己申告」だということですね・・・。パーセンテージでいえば被害者全体の約68%は「自己申告」です。
なんともすっきりしない事件ですが、根気強く追いかけてみようと思います。
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