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▲映画『南京!南京!Nanking! Nanking!』より。防毒マスクをかぶった日本兵と思われる。

日本人は鬼畜なのか?人の心を持つのか?南京大虐殺を描く映画がついに日本で配給決定!(シネマトゥデイ)

1937年の日中戦における日本軍の南京攻略を描いた陸川監督『南京!南京!』が、日本公開されることが分かった。同作品はスペインで開催中の第57回サンセバスチャン国際映画祭のコンペティション部門に出品されており、現地時間21日に行われた公式会見の席上で陸監督が明かしたもの。

日本の配給会社側の正式発表を控えて、社名を出すことは控えたものの、陸監督は「これはまさに最新の情報なのですが、日本の配給会社が決まりました。公開は来年になると思う。念願だった日本公開が決まってうれしい」と笑顔を見せた。(以下略)

ついに来るべきものが来た、という感じです。

先に宣言しておきますが、当方はこの映画の日本公開に賛成です。

何故ならばこの映画を通じて、中国のプロパガンダとは一体どのようなものなのか?それを日中の歴史観論争にて最もその有無を議論されている南京攻略戦を例にとって、理解することができるからです。

「どこまでが真実で、どこまでがフィクションなのか?」の問いに、陸監督は「この映画は企画の立ち上げから完成まで4年かかってます。 その間、私は何度も日中を往復し、ある元日本兵にもインタビューしたり、彼らが残した日記や膨大な数のプライベート写真など、徹底的にリサーチしました。 なので、あくまで真実がベース。唯一、フィクションがあるとすれば映画の後半、南京を政略した日本兵たちが儀式をするシーンのみ。あれは(天皇を崇める) メタファーとして取り入れました」と説明した。

陸監督がここまで言うからには、徹底した検証が行われているはずでしょう。

あまりこの記事で細かに取り上げるつもりはありませんが、一つ気になることがあるので紹介しておきます。

実はこの『南京!南京!』は既にYOUTUBEでアップされております。

1分21秒目のところで防毒面をかぶった日本兵の映像が出て来ます。中国軍の毒ガス攻撃に備えて防毒面をかぶっているのか、それとも日本軍が毒ガスを使用したのでしょうか?

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さぁ、こういう時こそ「侵華日軍毒気戦事例集-日軍用毒1800例」の出番です。

・・・ところが、1937年の項目は11月10日の江蘇省蘇州での事例が最後で南京攻略戦については全く記載されていないのです。

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▲クリックで拡大できます。1937年の日本軍毒ガス戦事例はP.40の「11月10日江蘇蘇州」が最後で、P.41からは1938年の事例に移ってしまいます。

ググってみれば、南京での毒ガス使用例というのは幾つか出て来ます。それらの具体的な規模や場所については今ひとつはっきりとしないのですが、『南京!南京!』でもこのようなシーンが出てくるのですし、南京攻略戦時にも日本軍による化学兵器の使用例はあったのではないでしょうか。

ただし、上掲の事例集には出てきません。

これは『南京!南京!』の方に問題があるのではなく、事例集の方の問題なのですが、ではどうして事例集には、南京攻略戦での化学兵器使用事例が全て割愛されているのか?ということになります。

こんな疑問は著者の紀学仁氏に聞く他その真実を知る術はありませんが、たぶん紀学仁氏は答えてくれないような気がしますので(彼に会う機会があれば是非聞いてみたいものですが)、こちらでその理由を考えてみると、たぶん中国政府は南京での毒ガス使用事例については、この事例集のような取り扱い方(日時、場所、化学兵器の種類、使用方式、被害、中毒死傷者数、被害程度と戦闘行動への影響などの記載)では公開することが出来ない事情があるのではないだろうか?としか思えないのです。それでも映画『南京!南京!』では防毒面をかぶった日本兵が出て来ます。

こういうところに、中国の「歴史」のセキュリティホールがあるわけです。

この映画の日本公開後、多くの研究者によって、その内容が検証されることになるでしょう。

「徹底的にリサーチしました。 なので、あくまで真実がベース。」

「南京の真実」に迫る良い機会であると思います。

しかし一つ懸念があります。今後これを皮切りに、中国のプロパガンダ映画・ドラマが日本で垂れ流しになってしまうような事態にならないでしょうか?


▲中国ではこのような作品が毎日のようにテレビで放映されています。この作品も徹底的にリサーチして、あくまでも真実をベースに制作されているのでしょうが、こんな低俗なものが日本の映画館やテレビで垂れ流しになったりしたら、嫌だと思いませんか?思想や歴史観の問題ではありません。これは品位の問題だと思うのです。やはりプロパガンダは中国の国内にとどめておくべきではないでしょうか。

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