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2009.09.30

【祖国万歳】「我らは共産主義の後継者」に見る中国の児童洗脳教育の典型

washbrainchina

なかなか面白い映像を見つけました。

再生は以下から。


《我们是共产主义的接班人》とは「我らは共産主義の後継者」という意味です。一体いつの映像だろうか?と思って良く見てみると歌い出しの映像で舞台上の電飾に「祖国万歳1949-2009」と書かれていますから、今年撮影された映像なのでしょう。

この映像を見て何かを思い出しませんか?・・・そう、まるで北朝鮮みたいですね。

中国でテレビを見ていると、この手の番組はしょっちゅう流されております。こういうテレビ番組が出来るまでの背景には、やはり中国の教育ではこのようなことが日常的に行われているのでしょう。中国の学校の授業を見たことはないのですが、課外授業として人民解放軍の施設にて、ある種の洗脳とも呼ぶべき訓練を見た事がありました。何やらスローガンを叫びながらずっと行進をするのです。スローガンの内容は、先日ご紹介した動画でも出ていた、共産党への忠誠を誓う言葉であったように思います。

【洗脳中国】「永遠に党と共に歩もう」に見る中国の体質

ミサイル発射や拉致問題で、北朝鮮の内情についてテレビが取り上げる時に、あちらのマスゲームの様子であるとか、金日成や正日を賛美する歌や踊りを見て、あまりにも我々の社会とかけ離れていることに、ドン引きしてしまうわけですが、実のところ中国だってあまり変わりません。ただ日本のテレビがこういうものを流さないだけの事なのです。

中国は変わった。大きく発展した。豊かになった。社会主義は既に過去のことだとか、そろそろ世界第二位の経済大国であるとか、共産党は自ら民主化への道を辿らざるを得ないだろうとか、色々言われていますけど、大都市の繁栄から少し離れてみれば、旧態依然の北朝鮮と見紛うばかりの共産中国はちゃんと存在しています。ただ、中国人もこういうのが外国人に見せるのがあまりカッコいいことではないと思っているようで、なかなか表に出てこないだけなのです。

それでは現在の中国人がバリバリの共産主義者なのかといいますと、そうではありません。

我们是共产主义的接班人,
(我らは共産主義の後継者)
继承革命先辈的光荣传统,
(革命の先輩の光栄ある伝統を継承し)
爱祖国,爱人民,
(祖国を愛し、人民を愛し)
鲜艳的红领巾飘扬在前胸.
(鮮やかな赤いスカーフを胸の前にひらめかせ)
不怕困难,不怕敌人,
(困難を恐れず、敵を恐れず)
顽强学习,坚决斗争,
(がんばれ学習、しっかり闘争)
向着胜利勇敢前进,
(勝利に向って勇敢に前進)
向着胜利勇敢前进,前进!
(勝利に向って勇敢に前進、前進!)
向着胜利勇敢前进,
(勝利に向って勇敢に前進)
我们是共产主义的接班人.
(我らは共産主義の後継者)

ここでいう「我らは共産主義の後継者」というのは、あくまでも「共産党の後継者」ということであり、この歌は中国共産党を礼賛し、支持し、そのために戦えと言っているだけなのです。

そのため、このようにして育てられた「共産主義の後継者」たちが、現在の党はプロレタリアートを守る階級政党ではないぞ!と造反を起こすことはありえません(笑)。あくまでも党に忠実な人間を養成するための教育でしかないのです。

そのような教育をほどこすと、十数年後こういう人間に育ちます。

我々がよく知るところのいわゆる「中国人」になるわけです。

党に忠誠を誓う彼らたちは、一朝一夕にして現れるのではないのです、長い年月をかけて、多くの洗脳を経て、育て上げられているのです。そういう人たちが作り上げている国が、一夜にして変貌したり、崩壊したりするわけがありません。一時の感情に流されることもなく、人情を通じて変わるものでもなく、「話せばわかる」わけもなく、すすんで理解してくれることもありません。彼らにとって「対話」とは相手に自分の考えを押し付けるだけのものでしかありませんし、彼らにとって「友好」とは相手を従わせるだけのことでしかないのです。なぜならば彼らは対話も理解もない社会に生まれて、押し付けられ、従わせられて育ったからです。

中国人と話していて疲れると思ったことはありませんか?どうしてこうもわかってくれないんだろうとか、通じないんだろうとか、頑固なんだろうとか、感じたことはありませんか?

それにはちゃんと理由があるのです。タネも仕掛けもあるのです。

やっぱり教育は大切ですね。

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