【日中戦争映画】「筧橋英烈伝」に見る第二次上海事変での空中戦
なんかすごい映像ですなぁ・・・やっぱり反日映画?と思っていたのですが、意外とそうではありませんでした。どうも台湾映画のようです。
再生は以下から。
第二次上海事変の時に、日本軍が上海周辺の中国空軍基地を爆撃するため台湾から飛立ったものの、どうも日本軍は戦闘機を連れて行かなかったみたいで、それで迎撃されてしまったそうです。それを記念して8月14日は中国空軍の空軍記念日となっているらしく、この映画はその時のことを再現した内容になっているみたいです。
■渡洋爆撃(ウィキペディア)
8月14日、鹿屋空は台北の松山飛行場から九六式陸攻9機を杭州に出撃させたが迎撃を受け5機が筧橋飛行場と僑司飛行場爆撃を実施し、2機が未帰還となっ た。別の9機は広徳の飛行場の爆撃に成功したが、迎撃により損傷した1機が基隆に不時着、1機が大破した。一方、大村基地の木更津空は悪天候のため攻撃を 延期した。
事変の前には高速爆撃機は戦闘機の攻撃を振り切るという戦闘機無用論が世界的に流行しており、渡洋爆撃においても航続距離の関係から援護戦闘機が付けられない状況もあったため、攻撃隊は爆撃機のみで編成された。しかし予想に反して旧式機を含めた敵戦闘機による迎撃の前には爆撃機は無力であることが実証され、戦闘機無用論は払拭された。
普段当方は中華人民共和国の反日映画に見慣れているため、ある種の「過剰演出」といおうか「捏造描写」を期待してしまうのですが、この映画にはいわゆる「ミシミシ」とか「スラスラ」とか「ホアグーニャン」はありません(リーベングイズはありましたけど)。日本軍が片っ端にやられるのは見ていてつらいですが、それでも普通の戦争映画として見ることができます。
▲ただしこちらの7分20秒目からのシーンでの切腹はちょっと驚きですが・・・それでもやはり普通の戦争映画です。
中国空軍が使用している複葉機はカーチス・ホーク3でした。
■BF2C_Goshawk(Wikipedia)
The export version Model 68 or Hawk III reverted to the classic wood/Clark Y wings. Chinese Hawk IIIs served multipurpose roles when air combat operations against the Imperial Japanese Army and Navy Air Forces began in earnest in August of 1937
▲昔の日本の特撮映画に似ているなぁ・・・と思っておりましたら、やはり特撮関連で日本人スタッフが参加しておりました。
他にもちょっと調べてみました。
http://tinyurl.com/yamw87w
▲こちらで杭州筧橋飛行場のグーグルアースの映像を見る事が出来ます。
http://tinyurl.com/y95vdab
▲こちらは杭州筧橋飛行場の古い写真がたくさんあります。
台湾の抗日戦争映画は今まであまり見てこなかったので面白い発見でした。今後はこのジャンルに注目してみようと思います。



おそらく映画に登場する中華民国の複葉機はソ連製のI-153ですね。
http://www.warbirdsresourcegroup.org/AARG/images/i153-3.jpg
護衛の無い96式陸上攻撃機の損害は1940年夏まで続き、
1940年夏に零式艦上戦闘機が護衛として登場すると
I-153やI-16などのソ連製旧式機は完膚無きまでに
撃墜されるようになり形勢が逆転します。
中華民国はアメリカ政府の援助によりアメリカ製のP-40などの
戦闘機とアメリカ人雇われ操縦士による義勇戦闘機部隊
フライング・タイガースを結成して対抗していくようになります。
御指摘ありがとうございます。
調べ直してみましたらカーチス・ホーク3(Curtiss BF2C-1 Hawk)の間違いでした。
■八一四空謌・i百度)
http://baike.baidu.com/view/1843062.htm
■霍克-3型謌・l机(百度)
http://baike.baidu.com/view/1627660.htm
うっかりしておりました。本文も訂正させていただきました。すみません。