【失業中国】「時限爆弾」となる「蟻族」の行方(反日の温床か?)
▲「蟻族」について解説する専門家。蟻族は日本の常任理事国入り反対などの活動にも積極的に参加すると述べている。
■【石平のChina Watch】「時限爆弾」となる「蟻族」の行方(産経新聞)
大量の「蟻族」の存在は、政権にとっては頭痛のタネであろう。近現代にいたる中国史上、富と権力から疎外された若き知識人は常に反乱や革命を起こす中核となっているからである。
石平さんの記事でも解説されていますが、「蟻族」とは大都市近郊に住んでいる大卒失業者のことです。この社会問題をとりあげた香港のニュース映像を見つけました。
再生は以下から。
今までも大卒の若者が友人のつてなどで、大都市のどこかに暮らしての就職活動をする・・・というのはありました。そうやって各地の大都市を渡り歩いているような人もおりましたし、当方の友人にも何人かおりましたけど、大体今までは長くても数ヶ月で就職口が見つかるのが普通だったわけですが、最近はそうではなくて全国で100万を越える「大卒失業者=蟻族」が存在する・・・というわけです。
中国経済は景気がいいとか、新車の販売台数が世界一だとか、成長率が8%以上だとか、そういうのは一体なんなのでしょうか。そうした好景気のニュースが嘘なのか、好景気でも大卒に就職口がないという歪んだ社会構造が存在する・・・ということなのでしょう。
1分55秒目から始まる専門家の解説で、ネット上での過激活動や日本の常任理事国入り反対などの活動(いわゆる反日デモのことです)、カルフールへの抗議活動などにも蟻族は積極的に参加していると述べています。
社会問題に大して敏感に反応し、積極的に活動する人たちなわけです。
当方でも、この手の人たちが次にどのような行動をおこすのか、興味深くウォッチしているのですが、なかなか次の標的がみえなくなってきました。特に去年のオリンピック前後でかなり疲れたみたいです。
「反日デモ、日本製品ボイコットの次は、反カルフールで反フランスで・・・もうずっとこんなのだから、疲れちゃったよ」
・・・と、1年前に中国の友人が語ってくれましたが、ウォッチしているこちらも同感に疲れておりましたので(笑)、気持ちはわからないでもないです。しらけムードが続いて、彼らがノンポリ化することを祈るばかりです。
民衆にとっての社会主義―失業問題からみた中国の過去、現在、そして行方 (シリーズ 中国にとっての20世紀)
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