南京大虐殺写真集(中国政府公式対外宣伝刊行物)
■原題:南京大屠殺図録
■著者:侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館
■出版社:五洲伝播出版社
■発行時期: 2005年7月
■頁数:191頁(50千字)
■サイズ:231×295×14(mm)
■色:ほぼ白黒(一部カラーあり)
■写真点数:384枚(一部図を含む)
2005年の中国反日デモの前後というのは調べてみると、多くの反日宣伝書籍が出版されておりますが、本書はその中の決定版とも言うべき写真集です。
本書を出版している五洲伝播出版社とは中国国務院新聞弁公室に属する対外宣伝専門の出版社です。すなわち中国政府直属の対外宣伝機関といえます。この出版社が出している書籍は全て中国政府の公式見解であり、中国政府の対外宣伝方針が最も直接的に反映する内容となっているといえるでしょう。
かの有名な「日寇暴行実録」からの転載も多く含まれます。
地図や資料なども豊富で、わかりやすい内容となっています。
キャ プションや解説は中国語・英語の二カ国語表記となっており、主に中国の外国人が多い場所で販売されているものです。対外宣伝を重視してつくられた写真集と いえるでしょう。中国国内向けの「歴史」書は外国人にはとっつきにくい独特の雰囲気があるのですが、こちらは外国人向けということで、レイアウトも構成も シンプルで、我々日本人にも本書の「意図」するところをすっきりと読み取ることが出来ると思います。
南京事件を研究されている方にはぜひ手にとって戴きたい一冊です。
<目次>以下は拙訳(原文は中国語・英語の二カ国語表記)
★序言
1:1937年南京陥落前の形勢
日本軍は軍拡をすすめ戦争準備をし、侵略戦争を計画する(5枚)
瀋陽にて「満州事変」勃発、日本は満州を侵略する(3枚)
盧溝橋にて「北支事変」勃発、日本は華北を侵略する(5枚)
日本軍は第二次上海事変を起こし、上海へ出兵する(27枚)
2:南京保衛戦と南京陥落(50枚)
3:日本軍南京大虐殺暴行
凶悪野蛮なる虐殺と暴行(74枚)
日本軍は婦女を姦淫暴行する(9枚)
日本軍の略奪、放火と破壊暴行(28枚)
死体を埋めて、処理する(34枚)
4:南京安全区と国際大救援(50枚)
5:歴史の審判(34枚)
6:歴史の見証(27枚)
7:歴史を以て鑑とし、未来に向う
侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館の建設(6枚)
侵華日軍大量虐殺と遭難同胞の記念碑(30枚)
★附録
侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館(1枚)
中国第二歴史档案館(1枚)
★参考書目
★後記




コメントはまだありません。