感染症の中国史 - 公衆衛生と東アジア (中公新書)

著者/訳者:飯島 渉

出版社:中央公論新社( 2009-12-21 )

定価:¥ 798

Amazon価格:¥ 798

新書 ( 212 ページ )


一九世紀末、列強に領土を蚕食されるなか、中国では劣悪な栄養・衛生状態、海外との交流拡大によって、感染症が猛威を振るう。雲南の地方病であったペストは、香港や満洲に拡大し、世界中に広がることになる。中国は公衆衛生の確立を迫られ、モデルを帝国日本に求める。本書は、ペスト、コレラ、マラリアなどの感染症被害の実態、その対応に追われる「東亜病夫」と称された中国の苦悩とその克服に挑む姿を描く。第1章 ペストの衝撃(ペストのグローバル化―雲南・香港から世界へ
感染症の政治化―列強の思惑と国際ペスト会議)
第2章 近代中国と帝国日本モデル(公衆衛生の日本モデル―植民地台湾と租借地関東州
中華民国と「公衆衛生」)
第3章 コレラ・マラリア・日本住血吸虫病(コレラ―一九世紀の感染症
台湾のマラリア―開発原病)
終章 中国社会と感染症