「見えない資産」の大国・日本 中国、アメリカにはない強みとは
「見えない資産」の大国・日本 中国、アメリカにはない強みとは
著者/訳者:日下 公人 大塚 文雄 R・モース
出版社:祥伝社( 2010-01-30 )
定価:¥ 1,680
Amazon価格:¥ 1,680
単行本 ( 231 ページ )
世界を席巻したアメリカの製造業は、GMの経営破綻が象徴するように、今や凋落の一途をたどっている。その底流には「強力なトップダウン経営のために、作 業現場に存在する有形無形の“知”(インタンジブルス)が放置され、経営資源化されなかったことがある」と大塚氏は指摘する。
一方、日本も、これまで培ってきた製造業の優位性が失われつつある。製造業の海外進出は後を絶たず、国内産業の空洞化に歯止めがかからない。しかし、日本 には「見えない資産」=「インタンジブルス」が豊富にある。「見えない資産」を「見える化」することが、日本再生の第一歩になる。
日下公人氏がナビゲートする鼎談は、「インタンジブルス」の観点から多くの実例を挙げ、21世紀の国際競争において日本そして日本企業が競争力を再構築す るための指針を強烈に示す。
〈まえがき〉「無形のもの」が「形」になる国・日本――――日下公人
第1章 日本の企業は「見えない資産」の宝庫である
■道徳に よって培われた「日本企業の大いなる資産」
■インタンジブルスとは何か
■部下を監視するアメリカ式のオフィス
■狭い国土で生まれ た「インタンジブルス」
■数字は「業務活動の結果」にすぎない
■日本型の人材育成とは
■背景がわからないと「トヨタ生産方 式」はコピーできない
■伝統だけではなく「実績」が日本の「インタンジブルス」を作った
第2章 アメリカの産業はなぜ凋落したか
■経済はおろか、なぜ社会まで崩壊してしまったのか
■「標準化」というアメリカの製造技術
■トップダウン経営で無視された もの
■アメリカの海外戦略は購買担当者が中心
■「安売り文化」の代償
■プロセスの中で加えるのはバリューかコストか
■ 信頼性というバリュー
■品質に取り組む尺度、基準の違い
■たくさんありすぎると「ないも同然」になる
■GMは「企業文化」 によって潰れた
■アメリカには怖くて設備投資はできない
■製造現場がなくなれば技術は消滅する
■「インタンジブルス」が育 たない文化の末路
第3章 日本は本当に「停滞」しているのか
■自分たちだけが持っている資産に気づかない国・日本
■世 界は収縮にどう立ち向かうのか
■輝いている日本行きの空港ゲート
■先進国になって「鎖国化」が進む日本
■標準化によるアメリカ型 マニュアルの問題点
■新しいものを生み出すから価値がある
■「魅力生産国」として勝っている日本
■外国人から見た日本の「三つの 特徴」
■「インタンジブルス」がふんだんにある製造業
■繁栄する中国も、日本の真似はできない
■悲観する必要はない。日本は独走 している
第4章 日本繁栄の鍵を握る「新・産業」と「新・経営」
■日本で開発された新商品は、人口密度が高い場所の金持ちに売れ る
■仲間意識が現場の活力を支える
■チャンスは中堅企業にある
■分社化や「選択と集中」では日本がダメになる
■日本人の 感覚に合わせた経営
■重要なのは、現場のアナログ情報
■多機能社員を育てる
■企業理念なくして組織は育たない
■普通の日 本人が作る文化商品
第5章 「見えない資産」を増やし、生かすために
■ITは本当に必要なものなのだろうか
■いかに「イ ンタンジブルス」を集約するか
■「見える化」する道具としてのIT
■書類では情報が死蔵される
■災害対応や会社行事の手順も入れ る
■改善を前提とした日本式マニュアル
■情報は同じ鮮度で共有しなければ意味がない
■成功のコツはアクセス制限をしないこと
■ 「静かさ」という商品価値を教えた日本
■「製品」を「商品」にする感性
■「インタンジブルス」に頼り切る前に
■免許皆伝も「以下 口伝」を欠いては「ただのマニュアル」にすぎない

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