海自機に速射砲の照準=中国海軍の駆逐艦、東シナ海で-関係筋(時事通信)

中国海軍の駆逐艦が今月中旬、東シナ海で哨戒飛行中の海上自衛隊のP3C哨戒機に対し、速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動 を取っていたことが20日、日中関係筋への取材で分かった。

(中略)

関係筋によると、中国海軍の駆逐艦が海自のP3C哨戒機に速射砲の照 準を向けたのは、13日午後3時半ごろ。2種類の速射砲の照準を向け、いつでも撃墜できることを示した。

このところ、中国海軍のニュースが連日続いている。その中で特に気になったのはこのニュースである。読んでみると、2つの疑問が湧いてきた。

  1. 「2種類の速射砲」という書き方には何の意味があるのか。
  2. 「速射砲の照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動」とはどういう状態なのか。

そんなことを考えながら、中国のニュースを漁っていたところ、ある写真が目に付いたのである。

日媒:中国军舰炮口对准日机 日要求中方查明(環球網)

▲上記ページの2枚目の写真である。

CADS-N-1(ウィキペディア)

1988年に登場した旧ソ連の新型 CIWS。連装の口径 30 mm 機関砲 2A38M を2門、9M311 Treugolnik/Pantsir-S1(SA-N-11/SA-19)ミサイル8発を搭載するハイブリッドシステム。全体に陸軍の 2S6ツングースカ自走対空車両の砲塔と類似した構成と成っている。武器、捜索用及び追尾用レーダー、光学式センサーを含め一体型であり、システム全体の重量は 13.5 トンに及び、新しく建造された大型艦にのみ搭載されている。機銃の発射速度は毎分 2,400 発(1門当り)、ミサイルの射程は 8 km。システム名称は Kortik(コールチク、短剣)、輸出用は Kashtan(カシュタン、栗)とされる。

なるほど・・・確かに「2種類」である。でも、これは速射砲というよりもミサイルではないか。

▲21秒目以後からご覧下さい。

「照準を合わせ、いつでも撃墜が可能かのように威嚇する行動」というのは、空の上を飛んでいるP3Cに対して砲を向けていた・・・というだけではなくて、このミサイルのレーダー波を受けていた状態なのではないかと思われる。

8日の異常接近、13日のP3C、21日の近接飛行・・・このところずっと中国海軍と海上自衛隊の間にはある種の「緊張状態」が続いているように見えるのだけれど、まだ報道されていない「何か」があるような気がしてならない。しばらく、目の離せない状態が続きそうである。

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