2008.07.07
“南京大虐殺”関連の本とか読んでおりますと、よく「国際安全区」という言葉が出てきますね。「安全区」という時もあるみたいですけど、いずれも同じことです。英語で言えば「International Comittee for Nanking Safety Zone」です。前から気になっていたんですけど、これってどれくらいの広さがあって、どっからどこまでだったんでしょうか・・・と思っていたら『南京大屠殺史料集28歴史図像』に地図が掲載されておりました。

微妙に変な形ですね。いっそのこと左下部分は漢西門のところまで、全部カバーすればいいのに・・・と思いましたが、どうも五台山の稜線にそってこのラインを引いたそうです。面積は3.86平方キロメートル。
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2008.06.30
『南京大屠殺史料集28歴史図像』からのネタが続きます。

写真のキャプションは「昔日の最高学府中央大学校跡に作られた日本軍陸軍医院」とあります。
でも、この門の右側の柱の看板をよぉーく見てください。
「ひゃうどうぶたい」
ひらがなですね。
日本陸軍医院は兵頭部隊の管轄下にあったのでしょうか?よくわからないのですけど、とにかく看板には「ひゃうどうぶたい」と書かれています。
私の友人の祖父は軍人で、戦中は大陸にいらっしゃったそうなのですが、その友人の祖父の話によれば、中国人は漢字が読めますので(当たり前ですが)、そこで中国人に読まれたくない内容の文章などは全てひらがなで書いた・・・そうです。
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2008.06.25
『南京大屠殺史料集28歴史図像』を見ていたら、次のような写真があった。

対空砲である。南京を防衛する中華民国軍のものである。日本軍機を打ち落とすためのものなのであろう。それにしてもこんなものまであったのか、と感心する。
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2008.06.18
中国にとって「歴史」とは「武器」である。戦わずして敵を討つための道具である。孫子十三経謀攻篇に曰く「上兵は謀を伐つ」(上兵伐謀)とあるが、もしかしてこれは「上兵は謀を以て伐つ」なのではないかとよく思う。とりわけ中国は「歴史」を利用した謀略に対して非常に積極的である。謀略は根も葉も無いような「怪文書」では効力がない。なので社会科学院や各地にある大学や教育委員会の歴史研究などが史料を収集し、整理し、体系化し、論評を加え、「学術的裏付け」を施して、謀略の「タネ」を作る。
中国で出版されている「歴史」関連の書籍や写真集というのは、大きくは二つに分けられる。一つはこれら国家機関や学術機関による「一次史料」的「タネ」本であり、もう一つは「タネ」を元にして作った二番煎じである。これらの彼らの「武器」について細かな観察を加えれば、彼らが如何にして敵を討とうとしているのかがわかる。もしかすれば彼らの「武器」を無効化し、彼らの「謀略」を未然に防げるのかも知れない。「上兵は謀を伐つ」とは我々の方こそ積極的に取り組まなくてはならないことであって、中国の謀略を未然に防ぐのであれば、まずは彼らの謀略宣伝の根本となっているテキストを研究する必要があるのではないか、と思う。
東中野先生が既にどの写真がどこから持って来た写真なのか・・・というような研究を既にされているが、《黒色中国》ではその分野に触れるつもりはない。当方ではそれらの「史料」を以て中国がどのような謀略宣伝を行っているのか?という実態に迫りたいと思っているものの、これらは後日公開するとして、このカテゴリ「写真を読む」では、それらの「史料」の中で気になったものを取り上げてみたいと思っている。
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