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2008.09.23

福田首相に良く似た人

自民党総裁選は大方の予想通り麻生氏の圧勝で終わった。

まだ正式の手続きを経てはいないが、次の首相に決まったのである。ただ、9月1日の福田首相の辞意表明から現在に至るまで、日本国の首相は不在なのではなく、麻生氏が任命されるまでは、一応、福田氏が首相なのである。

今晩は麻生総裁決定のニュースを見ながら、この一年の福田時代の日本とは一体なんだったのか・・・を考えていた。あれこれと振り返って見ると・・・何かに似ていると直感的に思った。あれに似ている・・・。そうそう「あれ」だ。

ところがその「あれ」が何なのかよくわからない。

ずっと考え続けて「昔にほぼ似たような状況のことってなかったっけ?」と悩み続けて、2時間くらいでやっとわかった。

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2008.07.09

赤誠と智取

完訳 水滸伝〈1〉 (岩波文庫)
岩波書店
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昨日の「国家がうまく機能するために」で、中国との比較を通じて「日本の場合、国家がうまく機能するためには、中国(もしくはその他の国)の腐敗を遠ざけつつ、内なる腐敗を防ぎ続けることにあるのではないかと思う」と書いた。この部分について書き足りなく思うと同時に、前からまとめておきたかったこともあったので、書いてみようと思う。

それぞれの民族にはそれぞれの民族の物語というものがあると思う。そこにはその民族の精神やら文化が表されており、実態がその物語とおりになっていなかったとしても、民族の物語は少なくともその民族が自らあらんとするところの理想や目標になっているのではないか、と思うのである。

例えば、忠臣蔵などは日本の「民族の物語」と言えるのではないか。現代の日本人の精神に「赤誠」や「忠義」が実態として有るかどうかはさておき、である。日本人の「かたち」は四十七士のようにあるべきであり、吉良上野介のようであってはならない、という考えはあると思う。人が命をかけるべきは忠義にあって、銭にあらずという、ある種の潔癖症である。そしてそのためには殺人を伴う暴力もまた正当化されるのである。
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2008.06.16

さらば、親日台湾

すでに、さまざまな情報が出ているようで、他のブログでもさまざまな意見が出ているようなので、こちらではそれを繰り返すことなく、管見のみを手短に述べさせていただこうと思う。

台湾側のネット上での情報やら、日本側の報道から判断する限り、今回の事件は、

①遊漁船が馬英九の仕込みかどうかはよくわからないものの、

②あとの一連の流れは、ほとんど予め決められたシナリオ通り。

③過激な「パフォーマンス」と思われることのほとんどは棚ボタ的な日本のミスを待ちつつもあくまで国内向け。

④目的は現在の政府内での親日派(もしくは前政権人脈)の粛清である。

・・・と思われる。

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2008.06.15

反日で食っている人たちがいることをお忘れなく

四川大地震の発生以来、日本の国際緊急救援隊派遣~自衛隊機派遣中止の一連の流れがようやく収まった。ニュースもネットでの意見も出尽くした感がある。よそで書かれているのと同じことをこちらで繰り返すつもりはないが、一つよそでは見かけなかった視点についてここに書いておこうと思う。

表題のとおりである。日本の国際緊急救援隊派遣後の中国人民の「親日」的豹変ぶりに明るい日中の未来を一瞬なりとも期待した人はいないだろうか?他人の夢をぶち壊すのは私の本意ではない。夢をぶち壊すのは中国共産党のお得意だとは思うが、じゃあ彼らは何のために夢を壊し続けるのか?ということになる。

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2008.05.27

松橋暉男氏は中国にしばらく住んでみるべきではないか?


東郷神社拝殿

A級戦犯:「東郷神社が受け入れを」 前宮司、著書で提言へ(毎日新聞)

靖国神社に祭られているA級戦犯を、旧海軍ゆかりの東郷神社(東京都渋谷区)に分祀(ぶんし)すべきだ--。東郷神社前宮司の松橋暉男(てるお)氏が来月出版する著書「幻の揮毫(きごう)」(毎日ワンズ)で、神社関係者では異例の提言を行う。

 全国8万神社をまとめる神社本庁は「分祀は神道の教義上できない」との見解をとっているが、傘下の有力神社の「A級戦犯受け入れ」表明は、分祀論議に拍車を掛けそうだ。

 同書は、A級戦犯合祀が中国などの反発を招いた問題は、首相参拝が行われなくても解決しないと指摘。論争が収まった「今こそ真剣に取り組むべき時だ」と訴える。そのために、東郷神社境内の「海の宮」にA級戦犯を合祀するよう提唱。神社本庁などの主張通り靖国神社に「御霊(みたま)」が残っても、東郷神社に「移った」と見なして「ご遺族は心おきなく新しい座にお参りすることができる」ようになるとしている。

 中国などにも「誠意ある対応をしたことになる。靖国参拝のカードは有効でなくなる」ため、外交問題を沈静化できるという。(以下略)

私は長年中国語を学び、中国の歴史や文化を学び、中国に長く住んでいる。

そうした中で、公私の両面において、さまざまな状況において、中国人との交渉を行ってきた経験があるのだけれど、上記のニュースを見た時には、久しぶりに腹の底から笑った。何かの冗談ではないのかと、記事を疑った。でも、どうやらこういうことを真剣に考える人が実際にいるらしい。たぶんこの人は真面目な人なんだろうと思う。しかも中国には行った事がないのだろう。

中国人はあらゆる面において「こちらが一歩退けば、敵が一歩前に出る」というような言葉をよく口にする。交渉で厳しくやりあうのもいいかも知れないけれど、少しはこちらもゆずってあげれば、それで丸く収まるのではないか・・・というようなことを言うと、そのような反論が出てくるのである。「こっちが一歩退いてやれば、あっちが一歩前に出てくるだけのことじゃないの?」(アンタ、バカじゃないの?)という感じなのだ。

そこで、中国で実際に一歩退いてあげればどうなるのか?というと、その言葉のとおりなのだ。利害が対立している時に、こちらが一つ退けば、あちらが一歩前に出てくる。それで終わりである。書いていて我ながら虚しい気持ちになってくる。ごく当たり前の、当然過ぎるほどの、あちらの常識なのだ。

中国におけるこの手の日常感覚レベルの交渉の基礎が、多くの日本人にはわかっていない。それは住んでいる社会が全くことなるのだからしょうがない。たまに旅行に出かけて、万里の長城を見て、パンダを見て帰ってくるのなら、それでもいい。でも中国に住むのであれば、もしくは中国と何らかの交渉ごとをするというのならば、この「基礎」を先ず理解しておくべきではないかと思う。といおうか、こうしたことを書きつつも、一体私は何を書いているのだ、と思えるほどに虚しくなる。松橋暉男氏は余計なことをしたものだ、と思う。彼の発言は間違いなしに中国国内で宣伝に利用される。「日本の神道の宮司も、靖国神社のA級戦犯合祀に反対している」・・・彼らはこんな風に利用するわけだ。もしかして松橋暉男氏は中共関係者に既に取り込まれているのではないか?と思ったりもするが、よくわからない。確信犯であるのならばどうしようもないのだけれど、もし本気でそう考えているのならば、中国に1年くらい住んでみては如何だろうか?中国人との交渉が、まったく一歩も引けない、油断できないものだということを、理屈ぬきで体得できるはずである。